歴史ある赤レンガに足を踏み入れた瞬間、100年以上前の英国へタイムスリップ——。1906年(明治39年)に建てられた旧下関英国領事館の2階で、紅茶の香りが漂う隠れ家カフェ「Tearoom Liz」が、あなたの週末を少しだけ特別にしてくれます。
旅好き女子のハートを射抜くのは、クラシックな空間に映える3段ティースタンドと、とろけるような自家製スコーン。“下関 アフタヌーンティー”や“インスタ映え カフェ”を検索していたあなたの指先が、ついに理想の一枚へとたどり着く瞬間です。
さらに嬉しいのは、唐戸市場やカモンワーフなど人気スポットへ歩いて回れるロケーション。観光プランの合間に立ち寄れば、シティビューと英国気分を同時に味わえる贅沢な休憩タイムが叶います。さあ、歴史と紅茶が溶け合う優雅な午後へ出発しましょう。
ティールーム リズとは?旧英国領事館で味わう非日常カフェ体験
下関・唐戸町の海沿いでひときわ目を引く赤レンガの洋館は、1906年(明治39年)竣工の「旧下関英国領事館」。わが国に現存する最古の領事館建築として1999年に国の重要文化財に指定され、設計は英国工務局上海事務所技師長ウィリアム・コーワンとされています。ステップ・ゲーブル(階段状破風)や三連アーチを備えた外観はもちろん、暖炉のマントルピースやタイルが残る室内も当時の面影を色濃く宿し、建物自体が“タイムマシン”の役割を果たしています。
そんな歴史的建築の2階に腰を据えるのが「Tearoom Liz」。階段を一段ずつ上がるとピーターラビットのオブジェが出迎え、アンティーク調の椅子やNARUMIのティーカップが並ぶクラシック空間へ。冬場には薪暖炉がパチパチと火をともしてくれるため、紅茶の香りと薪の匂いが混じり合う心憎い演出に思わずため息がこぼれます。店内は約30席とこぢんまりしつつも天井が高く、窓から射す自然光がレンガ壁を柔らかく照らす午後は最高の“フォトタイム”。
提供されるのは、3段ティースタンドにスコーンや季節のケーキを盛り込んだ英国式アフタヌーンティー。女子旅の立ち寄りスポットとしてSNSで話題を集め、食べログでも「下関で一番英国らしい空間」といった高評価レビューが並びます。唐戸市場やカモンワーフから徒歩5分圏という立地も旅程に組み込みやすく、観光の合間に〈歴史×紅茶×フォトジェニック〉を一度に味わえる“ご褒美休憩”が叶うのです。
アフタヌーンティーセット徹底レビュー

Liz のアフタヌーンティーは 2 段(1,980 円)と 3 段(2,640 円)の 2 形式。 どちらも紅茶 1 杯が付き、ピーターラビットが描かれたティースタンドで供されるのがテンション急上昇ポイントです。旅先のご褒美として 600 円弱の差額で 3 段にアップグレードできるので、写真映え重視の女子旅なら迷わず 3 段を選ぶのが正解でしょう。提供時間は 11:30〜16:00 のみと限られているため、午前中に唐戸市場で brunch を済ませてからの “甘いランチ” プランが定番です。
スタンド上段には季節替わりのケーキ──7 月はレアチーズ・フランボワーズソース──が鎮座し、中段にはショートケーキ、マカロン、ジュレなど色鮮やかなスイーツがぎっしり。下段を飾るのは香り高い自家製スコーン&クロテッドクリーム。外はサクッ、中はホロッと崩れる英国伝統の食感に、ジャムをたっぷりのせれば幸福度は一気に 120%。スコーン単品(2 個 660 円)でもオーダーできるので、甘党グループは追いスコーンで “炭水化物パーティー” もアリです。
ティーセレクションはダージリン、アッサム、アールグレイのクラシック系に加え、香り豊かなフレーバーティーまで約 10 種類。王道ならスモーキーでコクのあるアッサムをスコーンと合わせ、酸味がきいたフランボワーズケーキには柑橘香るアールグレイが好相性です。アイスティー(500 円)やカフェオレ(600 円)への差し替えも+数十円で可能なので、紅茶ビギナーでも気軽にオーダーを楽しめるのが嬉しいところ。
予約は電話のみで、当日キャンセルはキャンセル料が発生 という英国式の“マナー重視”スタイルなので要注意。週末 13 時以降は売り切れが出るほど混み合うため、11:30 のオープン直後が狙い目です。もし時間が読めない場合は 2 段セットを注文して追加スコーンを後から頼むなど、小回りの効くオーダー術で賢く優雅なティータイムを。
インスタ映えポイント5選
1|外観:赤レンガ×ユニオンジャックで“英国到着”ショット
赤レンガ壁に英国国旗が映える旧領事館の外観は、Liz 来店の「到着カット」に最適。建物全体を入れたい場合は、斜め 45°から撮ると階段状破風(ステップ・ゲーブル)まで収まり、バス停の看板を避けやすいです。午前 10 時台は観光客がまだ少なく、建物が順光で赤がより鮮やかに映えます。
2|重厚な階段:ドレスライクに“英国貴婦人”ポーズ
1 階から 2 階へ続くウッドの大階段は、差し込む窓光が柔らかな陰影を生むフォトスポット。手すりに片手を添えつつ下からあおる構図で撮ると、クラシックなシャンデリアとステンドグラスまでフレームインできます。階段は通路なので、シャッターは 3 回以内を合言葉に譲り合いがマナーです。
3|ピーターラビットの人形たち:物語の世界へ“飛び込み自撮り”
館内の随所に置かれたピーターラビットのフィギュアは、テーブルフォトの“脇役”に最適。特に窓際のベンチ席に座る大判ぬいぐるみは、スマホの広角レンズで自分+ティースタンド+ピーターを同時に収めやすいと評判です。うさぎの耳がカットされないよう、上部に余白を残して構図を決めるのがコツ。
4|三段ティースタンド:真俯瞰 or 斜め 30°で“映え確定”
スコーンやケーキがぎっしり並ぶティースタンドは、人気 No.1 被写体。スイーツ全体の色味を強調するなら、スマホを頭上 30cm まで上げて真俯瞰 shot。高さを生かしたい場合は、スタンドよりやや低い目線から 斜め 30° で撮ると奥行きが出ます。#tearoomliz #下関アフタヌーンティー などのハッシュタグで同構図の写真が急増中。
5|暖炉 & 窓際席:冬限定の“炎×紅茶”シネマティック
11 月〜3 月は薪暖炉に火が入り、ゆらめく炎とスコーンの湯気が同じフレームに収まるレア季節。窓越しに差し込む自然光と炎のオレンジが交差する 15 時頃が最高のゴールデンタイムです。三脚は使用禁止のため、肘をテーブルに固定して手ブレを防ぎましょう。
撮影マナー&ベストタイム
- ピーク回避:13 時〜14 時は満席率 90%超。撮影しやすいのは開店直後(10 時〜11 時半)とティータイム終盤(16 時前)。
- NG例:フラッシュ撮影・他席への無断カメラ向け・商品到着前の席取り長時間撮影。
- 推しタグ:
#tearoomliz
#下関カフェ
#旧英国領事館
#英国気分
予約方法と混雑を避けるコツ
まず押さえておきたいのは 「公式には電話予約のみ」 というルール。ティールーム リズの公式サイトでは「ご予約はお電話のみの受付」「当日キャンセルはキャンセル料発生」と明記されています。一方、外部サイト AutoReserve でも日時指定のリクエスト予約が可能になっており、旅行計画を立てる段階で空席状況をざっくり確認したい人には便利です。ただし店舗側が必ずしもリアルタイムで連携しているわけではないため、最終確定は必ず電話で“予約が取れているか”を再確認しておくのが安心です。
電話予約のベストタイミングは 開店直後(10:00〜11:00)。スタッフが仕込みに追われるランチピーク前よりも丁寧に応対してもらえます。予約の際は①来店日 ②入店希望時間 ③人数 ④アフタヌーンティーの段数(2段 or 3段)を伝えるとスムーズ。席は90分制で、ティースタンドの到着から時計が回り始めるため、写真撮影に時間をかけたいなら集合を早めに設定しておくのがおすすめです。キャンセルや人数変更は前日17:00までに連絡すれば無料なので、旅程が固まったら早めにキープしてしまいましょう。
混雑の目安は〈平日=待ち 0〜15分〉〈週末・祝日=待ち 30〜60分〉。24席とこぢんまりした店内は、観光客が集中する土日の13時以降に満席になることが多く、アフタヌーンティーが売り切れるケースも報告されています。並ばずに入るなら①10:00 の開店直後にモーニング利用、②11:30 のアフタヌーンティー開始枠を電話で押さえる、③15:30 以降のティータイム遅枠を狙う──の3択が鉄板。唐戸市場やカモンワーフ観光と時間をうまくずらして、優雅な紅茶時間を確保してください。
周辺観光スポット&女子旅モデルコース
① 9:00─11:00 唐戸市場で“朝ごはんフェス”
ホテルをチェックアウトしたら徒歩3分で唐戸市場へ。金・土は10:00、日・祝は8:00から始まる週末イベント「活きいき馬関街」では、握り寿司やフグの唐揚げを屋台感覚で買い歩きできます。朝イチはネタが一番そろっていて行列も短め――旅Vlog用に新鮮なフグ刺しを掲げれば、早くも“いいね”が稼げること間違いなしです。
② 11:30─13:30 Tearoom Lizでアフタヌーンティー
市場から徒歩1分、旧英国領事館の2階へ移動して優雅なティータイム。3段スタンドを堪能しつつ、赤レンガの壁とスイーツを背景にここだけの #tearoomliz ショットを量産します。90分制なので、カメラロールの整理はサーブ待ちの合間にサクッと。
③ 14:00─15:30 カモンワーフで“映えソフト”&海峡さんぽ
Lizを出て海側へ50m進むと、海鮮グルメとお土産が集まるショッピングモール「カモンワーフ」。関門橋を一望するボードウォークで、近海ミルクを使った“ふくふくソフト”を片手に潮風リフレッシュ。時間が合えば屋外テラスでストリートライブや季節イベントも開催されるので、旅写真に彩りを添えてくれます。
④ 15:40─17:00 関門連絡船で5分の船旅→門司港レトロ散策(オプション)
「唐戸桟橋」から関門連絡船に乗れば、対岸の門司港レトロまでわずか約5分。片道ワンコインで海峡クルーズ気分を味わえ、復路を人道トンネル徒歩15分にすれば “本州と九州を歩いて横断” というネタもゲット。レトロ駅舎やバナナマン像で写真を撮りつつ、17時には戻って来られるゆるプランです。
⑤ 17:30─19:30 海峡ゆめタワーでサンセット&夜景フィナーレ
夕映えに染まる関門海峡を一望するなら高さ153mの「海峡ゆめタワー」へ。入館600円・営業時間9:30〜21:30(最終21:00)なので、日没30分前に上がると夕景→マジックアワー→夜景を一気に撮影できてコスパ最強。恋人の聖地にも選ばれた展望球体フロアでハートロックに願いをかけ、女子旅のエンディングをロマンチックに締めくくりましょう。
口コミ&基本情報
来店者のリアルな声(要約)
評価 | コメント抜粋 | 出典 |
---|---|---|
★★★★★ポジティブ | 「テーブルにピーターラビットの相関図まであって童話の世界に浸れた!」 | (Google クチコミ) |
★★★★☆満足 | 「赤レンガの異国情緒に“タイムスリップした気分”。建物を見るだけでも価値あり」 | (食べログ) |
★★★☆☆中立 | 「日曜の午後は大混雑。席に着くまで30分ほど待った」 | (Google クチコミ) |
平均評価の目安
- Google マップ:★4.6/5(クチコミ90件超、2025年7月現在)
- 食べログ:★3.33/5(45件)
- 4travel:★3.29/5(6件)
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
店名 | ティールーム リズ / Tearoom Liz |
住所 | 日本、〒750-0005 山口県下関市唐戸町4-11 旧下関英国領事館2階 |
電話 | 083-242-2017 |
営業時間 | 10:00〜17:00(L.O.16:30)※火曜定休 |
予算目安 | アフタヌーンティー2段1,980円/3段2,640円 |
支払方法 | 各種クレジット・QR決済可 |
予約 | 電話のみ。前日17:00まで変更無料 |
駐車場 | 専用なし(「マリンパークからと」など近隣P利用) |
公式サイト | http://liz.rest/ |
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